Skin Skincare University

ペプチドって何?なぜスキンケアに使われるの?

LEVEL 1 ペプチド完全ガイド
KAIAN R&D Team | |

スキンケア製品の成分表を見ると、「ペプチド」という言葉がよく登場します。でも、ペプチドとは一体何なのでしょうか?

ペプチドはタンパク質の「小さなかけら」

ペプチドとは、アミノ酸が2〜50個つながった短い鎖のこと。タンパク質はアミノ酸が数百〜数千個つながったものですが、ペプチドはその「小さなかけら」です。

私たちの肌のコラーゲンやエラスチンもタンパク質でできています。つまり、ペプチドはこれらの「構成要素」に近い存在なのです。

なぜスキンケアに使われるのか

ペプチドの最大の特徴は、肌の細胞に「メッセージを送る」ことができる点です。たとえば、あるペプチドは肌に「もっとコラーゲンを作って」というシグナルを送ります。

しかも、ペプチドはタンパク質より分子が小さいものが多く、角質層になじみやすいとされています。大きなタンパク質(コラーゲンなど)は角質層を通過しにくいのに対し、分子量の小さいペプチドは比較的なじみやすいと考えられています。ただし、ペプチドの種類や分子量によって性質は大きく異なり、すべてが同じように届くわけではありません。

Peptide ChainAminoAcid 1AminoAcid 2AminoAcid 3...AminoAcid N2〜50 = ペプチド51〜数千 = タンパク質小さいから肌に浸透しやすいSmall enough to penetrate the skin

すべてのペプチドが同じではない

重要なのは、ペプチドには多くの種類があるということ。コラーゲンの産生を促すもの、表情筋を緩めるもの、金属イオンを運ぶもの——それぞれ得意分野が異なります。

「ペプチド配合」と書いてあるだけでは、どんな効果が期待できるかは分かりません。大切なのは、「どの種類のペプチドが、何の目的で配合されているか」を知ることです。

参考文献

本記事の科学的記述が依拠する主な査読論文です。

  1. Lupo MP, Cole AL. Cosmeceutical peptides. Dermatol Ther. 2007;20(5):343-349. PubMed
  2. Errante F, Ledwoń P, Latajka R, Rovero P, Papini AM. Cosmeceutical Peptides in the Framework of Sustainable Wellness Economy. Front Chem. 2020;8:572923. PubMed
※本記事は化粧品成分に関する参考情報であり、効果を保証するものではありません。数値・試験結果は条件により異なります。医薬品的効能を示すものではありません。
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