LEVEL 1 年齢と肌の変化
KAIAN R&D Team | |
「最近、肌の調子が変わった気がする」——30代に入ると、多くの方がそう感じます。
20代の頃は何もしなくても潤っていた肌が、乾燥しやすくなった。ファンデーションのノリが悪くなった。夕方になるとくすむ。これらは気のせいではなく、肌の中で確かな変化が起きているサインです。
ターンオーバーが遅くなる
肌の細胞は約28日周期で生まれ変わります。これをターンオーバーと呼びます。しかし30代を過ぎると、このサイクルは40〜45日にまで延びることがあります。古い角質が肌表面にとどまり続けることで、くすみやゴワつきの原因になります。
コラーゲンは25歳から減り始める
肌のハリを支えるコラーゲンは、25歳前後を境に毎年約1%ずつ減少していくと報告されています。この目安で単純計算すると、40歳ではピーク時の約85%程度まで減っていることになります。これがシワやたるみの根本的な原因のひとつと考えられています。
セラミドの減少とバリア機能の低下
肌のバリア機能を担うセラミドも、年齢とともに減少します。セラミドが不足すると、肌の水分が蒸発しやすくなり、外部刺激にも敏感になります。「急に化粧品がしみるようになった」という経験がある方は、バリア機能の低下が原因かもしれません。
大切なのは「知ること」
年齢による肌の変化は、誰にでも起きることです。それ自体は悪いことではありません。大切なのは、今の自分の肌に何が起きているかを知り、それに合ったケアを選ぶこと。「なんとなく」から「理由を持って選ぶ」へ。それが、肌と長く付き合うための第一歩です。
参考文献
本記事の科学的記述が依拠する主な査読論文です。
- Shuster S, Black MM, McVitie E. The influence of age and sex on skin thickness, skin collagen and density. Br J Dermatol. 1975;93(6):639–643. PubMed
- Grove GL, Kligman AM. Age-associated changes in human epidermal cell renewal. J Gerontol. 1983;38(2):137–142. PubMed
- Rogers J, Harding C, Mayo A, Banks J, Rawlings A. Stratum corneum lipids: the effect of ageing and the seasons. Arch Dermatol Res. 1996;288(12):765–770. PubMed
※本記事は化粧品成分に関する参考情報であり、効果を保証するものではありません。数値・試験結果は条件により異なります。医薬品的効能を示すものではありません。