Skin Skincare University

マイクロバイオームと肌適合性——「合わない」の本当の理由

LEVEL 4 「肌に合う」とは何か
KAIAN R&D Team | |

「この化粧品を使ったら肌が荒れた」の裏側で何が起きているのか。近年の研究は、皮膚マイクロバイオーム(常在菌叢)の撹乱が大きな要因の1つであることを示しています。

皮膚の常在菌叢

健常な皮膚表面には多種多様な常在菌(1000種にのぼるとも言われます)が生息しています。S. epidermidisは抗菌ペプチドを産生しセラミド産生にも関与。この菌叢の多様性(diversity)とバランスが維持されていることが健常な肌の条件です。

皮膚常在菌のバランス善玉菌S. epidermidis抗菌ペプチド産生セラミド産生促進pH維持(弱酸性)バリア機能サポート悪玉菌S. aureus炎症誘発バリア破壊毒素分泌アトピー悪化バランスバランスを崩す要因過度な洗浄 / アルカリ性製品 / 防腐剤の殺菌作用 / 界面活性剤によるバリア破壊

「肌に合わない」のメカニズム

防腐剤の過剰な殺菌作用で有益な常在菌も殺してしまう。過度なアルカリ洗浄で病原菌が優勢になる。界面活性剤によるバリア破壊で常在菌の生息環境が変化する。

つまり「この製品は肌に合わなかった」の正体は多くの場合「この製品が自分のマイクロバイオームに悪影響を与えた」ということです。

※本記事は化粧品成分に関する参考情報であり、効果を保証するものではありません。数値・試験結果は条件により異なります。医薬品的効能を示すものではありません。
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