LEVEL 4 成分表示の真実
KAIAN R&D Team | |
同じ成分名でも、原料メーカーや精製度によって、実効性が大きく異なります。
オリジナルとジェネリック
化粧品原料は大手メーカー(Sederma、BASF、Evonik等)がオリジナルを開発し臨床試験で有効性を実証。特許が切れるとジェネリックメーカーが同じ化学構造の原料を安価に製造します。
一般に、オリジナル品は純度が高くRCT(ランダム化比較試験)などの有効性データを備えることが多い一方、ジェネリック品は純度やデータの整備に差があることがあります。しかし成分表には同じ名前が記載されます。
ヒト幹細胞培養上清液の問題
ヒト幹細胞培養上清液はさらに品質差が大きく、ドナーの状態・培養条件で組成が変動します。成長因子にはVEGFのように望ましくない作用のものも含まれうる。
化学合成ペプチドの優位性
対して化学合成ペプチドは分子構造が完全に規定され、純度管理可能、ロット均一、不要な成長因子を含まない。「何が入っているか確実にわかる」のが合成ペプチドの最大の強みです。「天然由来」「ヒト由来」だから良いわけではなく、効果の再現性で判断すべきです。
参考文献
本記事の科学的記述が依拠する主な査読論文です。
- Chouaib B, Haack-Sørensen M, Chaubron F, Cuisinier F, Collart-Dutilleul PY. Towards the Standardization of Mesenchymal Stem Cell Secretome-Derived Product Manufacturing for Tissue Regeneration. Int J Mol Sci. 2023;24(16):12594. PubMed
- Skibska A, Perlikowska R. Signal Peptides - Promising Ingredients in Cosmetics. Curr Protein Pept Sci. 2021;22(10):716–728. PubMed
※本記事は化粧品成分に関する参考情報であり、効果を保証するものではありません。数値・試験結果は条件により異なります。医薬品的効能を示すものではありません。